International Workshop on Nuclear Emulsion Techniques開催のお知らせ

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2008年1月24(木),25(金)に名古屋大学にて、3rd International Workshop on Nuclear Emulsion Techniques(国際エマルションワークショップ)が開催されます。原子核素粒子物理、放射線計測、写真工学など幅広い分野を横断し、原子核乾板(Nuclear Emulsion)の最新技術とその展望について議論します。

主催:International Workshop on Nuclear Emulsion Techniques 組織委員会
後援:日本写真学会
http://flab.phys.nagoya-u.ac.jp/workshop/2008/index


OPERA実験、スイス-イタリア間730kmを飛行したニュートリノの原子核乾板による“撮影”に成功

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日本時間10月3日午前0時04分、OPERA実験の研究者が注目する中、OPERA実験最初のニュートリノ反応が確認されました。その後数日の間に9例のニュートリノ反応が確認され、反応を記録したとみられる原子核乾板標的(ECC)の取り出し、現像処理が行われました。その後、日本・欧州の研究室で解析を行い、ニュートリノ反応点を特定することに成功しました。これにより、OPERA実験は今後数年にわたる本格的な実験・原子核乾板解析のスタートを切りました。名古屋大学基本粒子研究室は第一週目に起こった9例の反応のうち4例の解析が割り当てられ、それらすべての反応点の特定に成功しています。名古屋大学が世界に先駆けて開発してきた原子核乾板自動飛跡読み取り装置をはじめとする解析技術の成果です。

プレスリリース日本版全文(PDF)
反応について解説


国立科学博物館「宇宙137億年の旅」展示会のお知らせ

9月8日(土)~17日(月・祝)に、東京上野公園、国立科学博物館にて、名古屋大学理学研究科による展示会「宇宙137億年の旅」が 開催されます。F研からは素粒子の飛跡を写し出す「ファイバーシンチレータ検出器」と「手作り霧箱」の出展をします。

展示会の詳細:国立科学博物館


「誰にでもわかる素粒子物理」講演会のお知らせ

名大祭期間中の6月9日(土)に、名古屋大学野依記念学術交流館にて、日本物理学会名古屋支部・公開講演会「誰にでもわかる素粒子物理」が 開催されます。

講演会の詳細:日本物理学会名古屋支部


日本物理学会春季大会での発表

2007/03/25-28 首都大学東京

ナノイメージングトラッカー(NIT)によるWIMPs反跳飛跡の光学読み出し技術の研究
発表者:中(M1)

長基線ニュートリノ振動実験OPERAの現状
発表者:有賀(D3)

OPERA実験・PEANUT実験でのECCの解析
発表者:福田(D1)

ニュートリノ振動実験OPERAにおける超高速飛跡読取装置S-UTSによるスキャニング
発表者:森島(D3)

長基線ニュートリノ振動実験OPERAにおけるCS検出器の性能評価
発表者:和山(M2)

J-PARCでのニュートリノ実験に向けた原子核乾板によるニュートリノ事象のノンバイアス解析方法の開発
発表者:野々山(D1)

100MeV~100GeV 宇宙γ線観測のためのエマルションハイブリッド望遠鏡の開発
発表者:高橋(D2)


2006年度 修士論文発表会

日時:2007年2月9日

OPERA実験におけるCS検出器の製造と性能評価
発表者:和山 正志

金沈着現像による重粒子線の識別手法の研究
発表者:久保田 寛隆

タウニュートリノ荷電カレント反応断面積の測定
発表者:古川 智子

OPERA 実験のための Sheet Maker 開発と Plate Changer システムの性能評価
発表者:大矢 聖喜

OPERA 実験における X線を用いたアライメント法と照射システムの開発
発表者:座間 裕司


エマルションワークショップ2006

名古屋大学でエマルションワークショップ2006が開催されました。OPERA実験に携わる研究チームが集まり、エマルション(原子核乾板)についての議論が行われました。

エマルションワークショップ2006
日程と発表資料


東海地区での科学教育実践報告会+Quarknet Workshopのお知らせ

11月25日(土)の9:30より、名古屋大学理学部理学館5階にて「東海地区での科学教育実践報告会+Quarknet Workshop」を開催します。詳しくはこちらをご覧ください。


SSH「宇宙線を捉える」@一宮高校

 F研は愛知県立一宮高校のSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)プログラムにおいて連携をとっており、高校の物理の授業の一環として「宇宙線を捉える」というテーマで実験を行いました。生徒のみなさんには、霧箱・原子核乾板・オシロスコープを使った実験を通じて、大学の研究の雰囲気や身近にある素粒子現象などに触れてもらいました。


日本物理学会秋季大会での発表

場所:奈良女子大学
日時:2006年9月20日~23日

OPERA filmにおける,金沈着現像を用いたLi,Be,B,Cイオンの飛跡の同定
発表者:久保田(M2)

The Status of the OPERA experiment I
発表者:中村(助教授)

The Status of the OPERA experiment II
発表者:中野(助手)