OPERA実験、スイス-イタリア間730kmを飛行したニュートリノの原子核乾板による“撮影”に成功

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日本時間10月3日午前0時04分、OPERA実験の研究者が注目する中、OPERA実験最初のニュートリノ反応が確認されました。その後数日の間に9例のニュートリノ反応が確認され、反応を記録したとみられる原子核乾板標的(ECC)の取り出し、現像処理が行われました。その後、日本・欧州の研究室で解析を行い、ニュートリノ反応点を特定することに成功しました。これにより、OPERA実験は今後数年にわたる本格的な実験・原子核乾板解析のスタートを切りました。名古屋大学基本粒子研究室は第一週目に起こった9例の反応のうち4例の解析が割り当てられ、それらすべての反応点の特定に成功しています。名古屋大学が世界に先駆けて開発してきた原子核乾板自動飛跡読み取り装置をはじめとする解析技術の成果です。

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反応について解説

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