壁紙
Tau Candidate (1152*864 / 1024*768)
動画集
F研のパンフレット
http://www.phys.nagoya-u.ac.jp/research/F.pdf
飛跡写真集
トリウム系列α壊変
原子核乾板を見ていると、ときどき写真にあるように鳥の足跡のような飛跡が見られる。これは原子核乾板(の原料であるゼラチン)にごく微量に含まれるト リウムという放射性元素が、α線(ヘリウムの原子核)を出しながら次々と壊変した痕跡である。左上にも形は崩れているがα壊変の痕跡が写っている。
宇宙線による高エネルギー現象
画面の奥より入射した高エネルギーの宇宙線が乳剤中の原子と衝突して起こった反応。原子核の破片と、多重発生した中間子の飛跡が中心部から手前方向に何本も出ている。中村助教授が撮影した顕微鏡写真で、F研ウェブサイトのタイトルバーにも使用されている。
宇宙線重イオン高エネルギー現象
画面左から入射した高エネルギーの宇宙線重イオンが乳剤中の原子と衝突して起こった反応(植物の根のように細かいひげのようなものを伴っている飛跡は、重イオンの飛跡の特徴である)。多くの中間子が右方向にまとまって発生しているのがわかる。
NA19乾板
CCDカメラで撮った画像を何枚も繋げ(この場合25枚)、700ミクロン×500ミクロン相当の面積の一枚の画像に編集した。様々な粒子の飛跡が見られとても賑やかである。
π→μ→e崩壊
E176実験で使用した乾板で、乳剤はFuji ET-7C(prototype)を使用。中央のμ粒子の飛跡は600ミクロン程度。
1947年、イギリスの物理学者パウエルは南米の高地で原子核乾板を使った宇宙線観測を行い、π→μ崩壊の一連の様子を捉え、湯川中間子説を裏付ける決定的な証拠を得た。その後、湯川は1949年、パウエルは1950年にノーベル物理学賞を受賞した。
α線源密着OPERAフィルム
Fuji OPERAFilmにα線を照射(α線源密着)したもの。20ミクロンほどの長さの黒々とした飛跡が写っており、「電離作用が強いが、物質を透過する能力は弱い」というα線の性質が見てとれる。画像の視野は700ミクロン×500ミクロン相当。
炭素ビーム核破砕反応その1
静止画800*600
アニメ版中央部拡大 (700KB) / (1.2MB)
アニメ版全体像 (700KB) / (1.2MB) / (4MB)
原子核乾板を医療用炭素ビーム(核子あたりのエネルギー約200MeV)に当てて現像すると、炭素ビームの飛跡や、それが破砕反応を起こした様子が観察 できる。図の左から飛んできた炭素の原子核(速度:約17万km/秒)が、乾板中の原子の原子核に衝突して破砕している。画像視野は横300ミクロン
炭素ビーム核破砕反応その2
さきほどの反応よりも低いエネルギーの炭素が起こした反応。画面右方向に3本、原子核の破片の飛跡が見える。