丹羽公雄(NIWA Kimio) 名古屋大学理学研究科 名誉教授
丹羽教授経歴
1975年 日本学術振興会奨励研究員
1976年 理学博士(名古屋大学)取得
1977年 (財)豊田理化学研究所奨励研究員
1978年 名古屋大学理学部 助手
1987年 同 助教授
1994年 同 教授
1996年 名古屋大学大学院理学研究科 教授
2010年 退職
丹羽教授研究業績
1972年 | 丹生潔教授指導のもとに、X粒子(チャーム粒子)の研究を開始する |
1975年~ | 原子核乾板飛跡自動読取装置の開発実用化研究 準自動解析装置の基本原理、全自動解析装置の基本原理を発案 若手を指導し、世界初の原子核乾板飛跡自動読取装置を開発 今日の大規模実験で使用できるまでに発展させる。 |
1978年~ | 原子核乾板・カウンター複合実験技術を創案し、 チャーム粒子・ビューティ粒子、ニュートリノの研究を行なう。 |
1988~92年 | ダブルハイパー核・Hダイバリオンの研究 KEK・E176実験(名大-京大共同研究)名古屋大学側代表。 ダブルハイパー核の検出に成功(世界初)(1991) |
1990年~ | ニュートリノ振動の短基線における研究 CHORUS実験の日本側代表 |
1994年~ | タウニュートリノの検出及びその性質の研究DONUT実験の日本側代表 世界初のタウニュートリノ反応の検出に成功(1998) |
1999年~ | ニュートリノ振動の長基線における研究 OPERA実験の日本側代表(OPERAのCo-Spokesman) |
2004年 | 「原子核乾板全自動走査機によるタウニュートリノの発見」で 平成16年度仁科記念賞を受賞 |
2020年 | 「For the development of the high-resolution nuclear emulsion technique, which led to identification of the tau neutrino and direct observation of tau neutrino oscillations」でブルーノ・ポンテコルボ賞を受賞 |
2022年 | 「For the first direct observation of the tau neutrino through its charged-current interactions in an emulsion detector」でパノフスキー賞を受賞 |
2022年 | 「独自装置でタウニュートリノを検出」で第75回中日文化賞を受賞 |
APSでのパノフスキー賞受賞講演で使われた原子核乾板解析のビデオ
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