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当研究室では、素粒子を観察できる写真フィルム(原子核乾板)の技術を主に用いて、宇宙の成り立ちに関わるニュートリノを含む素粒子の研究、ダークマター候補である未知の粒子の探索、これら技術を応用した宇宙ガンマ線観測計画GRAINE、宇宙線による巨大構造物の透視(宇宙線ミューオンラジオグラフィ)の研究や、中性子測定の研究などを推進しています。
原子核乾板の原料となる写真乳剤(原子核乳剤)と、素粒子が原子核乾板の中に残す痕跡(飛跡)を自動に高速で読み取る顕微鏡(飛跡読取装置)の開発を独自に行っています。

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2024年 日本物理学会 第79回年次大会における発表

2024年9月16日~19日
北海道大学
大会プログラム

口頭発表
・NINJA実験2019年度物理ラン (E71a) での水標的ECCのニュートリノ反応の解析状況
 松尾友和(9/16)

・NINJA実験2019年度物理ラン (E71a) での水標的ECCのニュートリノ反応の詳細解析
 霞綺花(9/16)

・GRAINE計画:2023年豪州気球実験におけるコンバーターの解析状況
 臼田育矢(9/17)

・原子核乾板による宇宙γ線精密観測2023年気球実験におけるタイムスタンパーのフライトデータ解析
 長原翔伍(9/17)

・GRAINE計画:2023年豪州気球実験におけるガンマ線解析の初期結果報告
 中村悠哉(9/17)

・鉱物飛跡検出器を用いたQ-ball探索における光学読み取りシステムの開発
 二村翔大(9/17)

・原子核乾板による重力場中の超冷中性子の量子状態の観測
 長縄直崇(9/18)

・原子核乾板飛跡最高速読取装置HTS2の開発状況
 河原剛義(9/18)

・宇宙線・素粒子実験等で利用が拡がる原子核乾板検出器の開発
 六條宏紀(9/18)

・NINJA実験2023年度物理ランE71bに使用した原子核乾板の実験後処理および解析状況
 小林春輝(9/19)


Frontier Research in Astrophysics – IVにおける発表

September 9-14, 2024
Location:
Mondello, Palermo, Italy
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FRAPWS2024で本研究室の六條宏紀氏が下記2件の発表を行いました。

Oral presentation
・Sub-GeV Gamma-ray Imaging of the Vela Pulsar with Balloon-borne Emulsion Telescope in GRAINE 2018 Experiment
(9/12)

・GRAINE Project: High-angular Resolution, Polarimetry Observation of Sub-GeV/GeV Gamma Rays with Balloon-borne Emulsion Telescopes
(9/14)


11th International Fermi Symposiumにおける発表

September 9-13, 2024
Location:
Samuel Riggs IV Alumni Center
7801 Alumni Drive College Park, MD 20742
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Oral presentation
・GRAINE: Balloon-borne emulsion telescope project for the sub-GeV/GeV gamma-ray observation with a high angular resolution and a polarization sensitivity
 Yuya Nakamura(9/13)
発表スライド


NuFact2024における発表

International Workshop on Neutrinos from Accelerators
September 16–21, 2024
Location:
Argonne National Laboratory, Illinois, USA

Oral presentation
・Recent results from the NINJA experiment
Tomohiro Hayakawa (9/18)
silde


COSPAR2024における発表

July 13-21, 2024
Location:
BEXCO, Pusan, Corea
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Oral presentation
“GRAINE: Balloon-borne emulsion telescope project for precisely sub-GeV/GeV cosmic gamma ray observation” (7/15)
Yuya Nakamura


ISVECRI 2024における発表

22nd International Symposium on Very High Eenrgy Cosmic Ray Interactions
July 8-12, 2024
Location:
Fiesta Americana, Mexico & online
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Oral presentation
・High Energy Neutrino Studies in the forward direction with the FASER experiment at the LHC
O. SATO for FASER Collaboration(7/9)


Workshop on Inelastic Nuclear Scattering for Dark Matter Detection

June 27-28, 2024
Location:
国際交流学術センター、岡山 & online
詳細はこちら

・Elastice and Inelastic neutrino interaction features possibly similar to boosted DM interactions
O. SATO(6/28, 招待講演)


Neutrino2024における発表

The XXXI International Conference on Neutrino Physics and Astrophysics(Neutrino2024)
June 16-22, 2024
Location:
Milan, Italy
詳細はこちら

Poster
・Recent status of neutrino interaction analysis in the first Physics Run in the NINJA experiment
Ayaka Kasumi(6/21)
poster


日本写真学会2024年度 学術賞を受賞

2024年5月17日に千葉大学けやき会館で開催された2024年度日本写真学会年次大会にて、本研究室の福田 努 特任講師と中野 敏行 准教授が学術賞を受賞しました。

学術賞
「卓越した原子核乾板自動解析技術の開発によるニュートリノ振動検出への貢献と新たなニュートリノ研究の開拓」
SPIJ202405_gakujyutu

受賞詳細情報
2024年度各賞受賞者


2024年度日本写真学会年次大会

2024年5月17日-18日
千葉大学 西千葉キャンパス けやき会館,オンライン併用
日本写真学会ウェブページ
大会プログラム

口頭発表
・自然放射線の影響を低減した極低内部放射能原子核乾板の開発
〇陳夏姫、中竜大(5/17)

・ニュートリノ反応精密測定実験 NINJA E71b の最新状況と展望
小林春輝(5/17)

・原子核乾板飛跡最高速読取装置HTS2の最新運用状況
河原 剛義(5/17)

・タウニュートリノ生成 DsTau 実検の解析状況
佐藤修 他 DsTau Collaboration(5/18)

ポスター
・原子核乾板高速飛跡読取データのノイズ除去に関する研究
六條宏紀(5/17)
・原子核乾板による宇宙γ線精密観測2023年気球実験におけるフライトデータの解析状況
長原翔伍(5/17)

サロン・レビューギャラリーでのオンライン発表
・GRAINE2023年気球実験~オーストラリアでの実験現場を紹介~
六條宏紀、長原翔伍
※レビュー賞を受賞

【学術賞受賞講演】
卓越した原子核乾板自動解析技術の開発によるニュートリノ振動検出への貢献と新たなニュートリノ研究の開拓
福田 努(5/17)