第15回 坂田・早川記念レクチャー

 名古屋大学大学院理学研究科・素粒子宇宙物理学専攻は、素粒子物理学と宇宙物理学の両分野における世界の研究の発展に寄与し、ノーベル賞受賞者をはじめ、多くの人材育成に関わってきました。坂田・早川記念レクチャーは、坂田昌一・早川幸男両教授の業績をたたえつつ、21世紀を担う研究者の発掘および育成を目的として設けられました。
 第15回となる今回は、独自の検出装置によって世界で初めてタウニュートリノの検出に成功した丹羽公雄氏をお招きします。

講演タイトル  タウニュートリノの発見
講演者     丹羽 公雄 名古屋大学名誉教授
日時      2016年12月17日 14:00~16:30
会場      名古屋市科学館サイエンスホール

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第15回坂田早川記念レクチャー(名古屋大学大学院理学研究科理学研究科)

名古屋市科学館のページはこちら↓
第15回坂田早川記念レクチャー(名古屋市科学館)


技術補佐員(アルバイト)の募集

F研究室では、ピラミッドの透視やニュートリノ研究で使用している特殊な写真フィルム(原子核乾板)の作成・準備・読取を手伝って下さるアルバイトの方を募集しています。詳しくは以下をご覧下さい。また学生の方は、別途ご相談下さい。

F研究室アルバイト(技術補佐員)の募集について


ようこそ名古屋大学F研のホームページへ

当研究室では、素粒子を観察できる写真フィルム(原子核乾板)の技術を主に用いて、宇宙の成り立ちに関わるニュートリノを含む素粒子の研究、ダークマター候補である未知の粒子の探索、これら技術を応用した宇宙ガンマ線観測計画GRAINE、宇宙線による巨大構造物の透視(ミューンラジオグラフィ)の研究や、中性子測定の研究などを推進しています。
原子核乾板の原料となる写真乳剤(原子核乳剤)と、素粒子が原子核乾板の中に残す痕跡(飛跡)を自動に高速で読み取る顕微鏡(飛跡読取装置)の開発を独自に行っています。

OPERA実験のページへ 暗黒物質直接探索実験のページへ
一般の方向けのページへ 写真乳剤開発のページへ 飛跡読取装置開発のページへ

平成28年10月17日 プレスリリース

「宇宙線による最新の透視技術でエジプト・クフ王のピラミッドに未知の空間を発見」
名古屋大学プレスリリース(PDF)

“First conclusive findings with muography on Khufu Pyramid”
ScanPyramidsプレスリリース(PDF)


若手研究会

第1回B,E班合同若手研究会

新学術”宇宙の歴史をひもとく地下素粒子原子核研究”研究会内B(暗黒物質探索実験),E(標準理論を超える新しい理論の構築)班主催で研究会を下記の通り開催します。

日時 2016年11月21(月)~11月22日(火) (21日夜に懇親会を予定)
場所:神戸大学 六甲台キャンパス 百年記念館 会議室B

アクセス
-徒歩:阪急「六甲」駅から約15~20分
‐バス:阪神「御影」駅、JR「六甲道」駅、阪急「六甲」駅から、神戸市バス36系統「鶴甲団地」行または「鶴甲2丁目止まり」行に乗車。
「神大文理農学部前」または「神大本部工学部前」下車

趣旨
新学術”宇宙の歴史をひもとく地下素粒子原子核研究”研究会内B,E班を中心とする、学生同士の交流、各々の研究分野に収まらない広い知見の獲得、互いの研究への理解を目的とした、学生主催の研究会です。
今回の研究会では、「次世代の暗黒物質探索方法の模索」を議題に具体的な暗黒物質モデルを持ち寄り、実験と理論それぞれの視点から意見交換や、議論を行います。
また、暗黒物質の探索実験や理論の現状についてそれぞれの招待講演を予定しています。
その他、B02班が行っている中性子測定の現状報告や、催し物としてラドン計測器の製作も予定しています。
(参考)過去の研究会へのリンク
第一回B02班研究会
第二回B02班研究会
第三回B02班研究会
第四回B02班研究会
第五回B02班研究会
第一回A,B,C班合同研究会

参加登録
参加登録はこちらから(登録締め切りは11月11日(金))
多くの方との議論・交流を行いたいと考えています。興味をお持ちの方は奮ってご参加下さい。聴講のみの参加も歓迎します。

プログラム
♦11月21日(月)
12:00-13:00 Registration
13:00-13:10 開会式

~招待講演セッション~
座長:木村
13:10-13:50 招待講演1 身内 賢太朗さん 「暗黒物質直接探索の現状」
13:50-14:30 招待講演2 永田 夏海さん
14:30- 休憩+移動

~催し物:ラドン検出器製作~
進行:池田
15:00-15:20 イントロ:中野さん
15:20-18:00 検出器製作:中村さん、ギョムさん
18:00- 休憩+移動
19:30-      懇親会

~懇親会情報~
一石二鳥 三宮店(兵庫県神戸市中央区北長狭通1-9-8クィーンズコーストビル7F)
お店の詳細情報はこちら

♦11月22日(火)
9:00-10:50 ラドン検出器を用いた簡単な解析など
10:50- 移動

~中性子+αセッション~
座長:市来
11:10-11:20 帝釋 稜介 「中性子測定についてのレビュー」
11:20-11:40 帝釋 稜介 「3He比例計数管を用いた環境中性子フラックスの測定」
11:40-12:00 鈴木 優飛 「液体シンチレータを用いた神岡地下における環境中性子測定」
12:00-12:20 竹村 祐輝 「ANKOK実験における内部放射線背景事象」

12:20-13:20 昼食

~DMセッション1~
座長:鈴木和
13:20-13:40 鷲見 貴生 「重力相互作用しかしない暗黒物質の, 地下極低BG技術を用いた探索実験の検討」
13:40-14:00 木村 眞人 「暗黒物質候補としてのsterile neutrino」
14:00-14:20 浅井 健人 「Dark matter from split seesaw (review)」
14:20-14:40 市来 浩勝 「leptophilic DM model」
14:40-15:00 中澤 美季 「Disentangling Dark Matter Dynamics with Directional Detection」

15:00-15:20 休憩

~DMセッション2~
座長:浅井
15:20-15:40 鈴木 和峰「axionの一般的な理論」
15:40-16:00 池田 智法「TPCを用いたKK-axionの探索」
16:00-16:20 橋本 隆 「Limit on local axion density : Dependence on models of the milky Way’s dark halo」
16:20-16:40 櫻井 駿介「ガンマ線観測による暗黒物質探査」
16:40-17:00 矢ケ部 遼太 「方向感度を持った暗黒物質探索における地球の阻止効果について」
17:00-17:20 閉会式
17:20 解散(予定)

※発表タイトルは変更の可能性があります。

Map
地図はこちら

招待講演セッション、中性子セッション、DMセッションは百年記念館の会議室 B(ROKKODAI CAMPUS 30)
ラドン製作セッションは自然科学研究棟3号館2階222号室(ROKKODA CAMPUS 15)
にて行います。

世話人・連絡先
神戸大学  池田 智法
早稲田大学 木村 眞人
名古屋大学 市来 浩勝(ichiki@flab.phys.nagoya-u.ac.jp)
東京大学  鈴木 和峰
東京大学  浅井 健人


国際会議 Neutrino 2016 における講演

The XXVII International Conference on Neutrino Physics and Astrophysics
4-9 July 2016.
Royal Geographical Society in London

Links to Neutrino 2016
http://neutrino2016.iopconfs.org/home

(Invited talk)
●A review of progress in R&D for neutrino detectors
Tsutomu FUKUDA


新学術領域「宇宙の歴史をひもとく地下素粒子原子核研究」第1回ABC班合同若手研究会

2016年7月16(土)-17(日)
名古屋大学ES総合館

●原子核乾板を用いたダークマター探索について
岡田晟那

●超微粒子原子核乾板の荷電粒子による発光に関する研究
市来浩勝


日本写真学会年次大会 における発表

2016年6月8日(水)~9日(木)
東京工業大学すずかけ台キャンパス

基調講演
●宇宙におけるダークマタ―問題とその直接探索
中竜大

口頭発表
●エマルション望遠鏡によるガンマ線天体精密観測計画GRAINE
六條宏紀

●大粒子原子核乾板の読み取り性能
毛登優貴

●原子核乾板による宇宙線ラジオグラフィ
森島邦博

●名古屋大学製最小電離粒子検出用原子核乾板の長期間特性
西尾晃

●原子核乾板塗布装置の基礎研究
久野光慧

●大粒子原子核乾板の金硫黄増感による光感度の変化
眞部祐太

●暗黒物質探索のための超微粒子乳剤の低温特性の研究
木村充宏

●超微粒子原子核乾板の荷電粒子に対する蛍光発光応答の評価
市来浩勝

●エマルション中のダスト除去
梅本篤宏

ポスター発表
●原子核乾板の検出能力限界の測定と評価
浅田貴志
(最優秀ポスター賞受賞)


日本物理学会第21回論文賞 受賞

本研究室が主導するニュートリノ振動実験OPERAの論文が
日本物理学会 第21回(2016年)論文賞
を受賞しました。

対象論文
Observation of tau neutrino appearance in the CNGS beam with the OPERA experiment
Prog. Theor. Exp. Phys. 2014, 101C01 (2014)


国際会議PRISMA における発表

Precision Physics, Fundamental Interactions and Structure of Matter
Workshop:Probing Fundamental Symmetries and Interactions with UCN
11-15 April 2016
JGU Mainz, Germany – Waldthausen Castle

●Development of high position resolution neutron detector using fine-grained nuclear emulsion
Naotaka NAGANAWA


NHKスペシャルで特集されました

本研究室の技術「宇宙線ミューオンラジオグラフィ」を用いて、
ピラミッド内部の既知の玄室(空間)の観測に初めて成功しました。

NHKスペシャル | プロローグ 大ピラミッド 永遠の謎に挑む
初回放送:2016年5月1日9時00分~9時49分
再放送:2016年5月4日0時10分~0時59分(5月3日深夜)